目次
うつ病になっていつまで通院が続くのかを考えると、 それこそ鬱屈とした気持ちによくなっていた。
それでも治療を続けて4年、 ようやく回復の兆しがつかめてきた。
自分を励ますためにうつ病との付き合いを記録しておく。
経過
- 初めてのうつ病は10歳の頃だった。
- おそらく家庭環境と塾のプレッシャーが原因
- 症状
- 風呂を拒否
- 髪を切りに行くのが嫌
- 手足が鉛のように重く、路上で座り込む
- 不眠
- 対人恐怖
- 過剰な不安感
- 思考力の低下
- 貧乏になるんだという妄想
- 人の話が聞き取れず理解できない
- 解決策
- 結局は中学受験といった環境の変化で多少症状は緩和した
- 大学院時代に再度うつの症状が深刻化
- 研究のプレッシャーと症状が負のフィードバックを起こしていた
- 症状
- 通学中にへたり込む
- 夜に不安で眠れず、朝に恐怖で起きれない
- 虫歯が増える
- 対人恐怖
- 過剰な不安感
- 作業が手につかない
- 指導教員に学内カウンセリングの利用を勧められるが拒否
- 自分が精神的に治療を必要とする状態であることを納得できない
- 貧乏になるんだという妄想
- 大学院博士後期課程の時期についに身動きがとれなくなる
- 研究のプレッシャーと作業が手につかないことと思考力の低下と親からの資金援助が少なくなったこと?
- 症状
- ついに身動きがとれなくなる
- 食事が受け付けなくなる
- ここでついに内科を受診、うつ病だろうということで治療を開始した
- 内科での治療はあまりポジティブな結果が得られず、心療内科を紹介してもらう。ここで薬が変わり、やや症状の改善が見られる
- ここで回復への手がかりがつかめ、この時点から通院を続けて5年目になる
- 5年目時点では多くの症状が改善しており、またさらなる回復の兆候が見られるため前向きに考えを持てている。
身体症状
- 手足のだるさ
- 背中が痛い
- 頭が重い
- 時差ボケ
- 眠気、吐き気、めまい
- 不眠
- 食欲の低下
- 缶ジュースへの依存
- 胸の痛み
- 体重の増加
- 低体温
精神的症状
- ネガティブな思考が常態化
- 種々の妄想
- 離人感
- 貧困妄想
- 自暴自棄
- メンヘラ
- 他人の反応が気になる
- 即レスしてほしい
- 即レスがないと悪口を言われているのではないか?という思いになる
- 感情の実感がなくなる
- 自動思考
- 脳内で誰かと喋っている
- 焦燥感
- 脳が焼け付く感覚
- 暇な時間が苦痛
- 思考力の低下
- 思考が空回りする
- 文字が読めなくなる
- 人の話が聞き取れなくなる
- 気力の欠如
- 漠然とした怒り
- 不安感
- 自分は病気ではないという妙な反発
- 自分にとっていいこと、気分の良くなることはしてはいけないという思い込みをもつ
- 苦痛は我慢し耐えなければならないという思い込み
取り組みのまとめ
- 散歩
- 散歩をしても気分は晴れない、という状態からやや良い気分転換になるようになった
- 生きる理由が見当たらなくなり、友人と遊ぶ企画を無理やり作り続ける
- これは意外と長続きし、友人グループの中では遊びといえば私が企画するものというポジションになった
- 当初は遊びのたびに寝込んでいた
- 手当たりしだいにうつ病に効きそうな行動、サプリなどに手を出す
- 服薬
- 不安感は如実に減った
- 睡眠も多少はとれるようになった
- 睡眠サプリ
- あまり効果はみられなかった
- メンタルフルネス
- 脱力して体の緊張をほぐす効果がある
- 寝落ちすることもある
- マッサージ
- 寝落ちする
- サウナ
- 食欲の回復
- 寝付きがよくなる
- 趣味の活動
- 友人との旅行や遊びの計画立案
- 同人誌作成
- セッション会への参加
- デッサン教室
- 絵を描くことは没頭できる作業で、苦痛から気をそらすのにちょうどよかった
- テニススクール
- 運動に一生懸命になっていると頭が空っぽになる
- 習慣化アプリの作成
- 作曲活動
- 環境の変化
- 就職
- コミュニティの開拓
- 思考パターンの変更
- とりあえずやってみるようにする
- 不安感をなだめて手を動かす
- 不安や恐怖は根拠を列挙する
- できることをする。難しいことはしない。
- 結果の残ることをする
- 新しいことへの挑戦だけでなく、既存の活動に集中する
- 苦痛は我慢しない、できるだけ減らすように行動する
- 習慣化している不安感、苦痛、死にたいという気持ちを意識して打ち消す
- 脳内での会話を止める
- 暇なときにボーッとすることを意識して行う
- 服薬
有効な対処方
結局うつの症状の改善に対して効果が見られたのは
- 睡眠
- 通院
- 時間の経過
- 自分自身をあやすこと
- 病気であると納得すること